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SVR(エキプロ)シリーズで架空女子プロ団体を運営してる管理人「ドクトル」のブログです
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数日前、90年代の全日本プロレス~主にアジアタッグ戦線で活躍されてた、
ダグ・ファーナスの訃報が報じられました。

ダグ・ファーナスはウェイトリフターとして世界記録をいくつも打ち立ててからプロレス入り。
全日本には1988年に初来日してから幾度も来日を重ね、ダニー・クロファットとのタッグは
『カンナム・エキスプレス』と命名されてアジアタッグを通産5度戴冠されました。

私はファーナスが初来日時、雑誌で大きく取り上げられたのを覚えています。
特に私が目を見張ったのは、ウェイトリフティングで鍛え上げた筋肉美ではなく、
ドロップキックでした。

それまでの私はプロレス雑誌を読んだり世界のプロレス(テレビ東京系で放映)を見たりして、スキップ・ヤングや藤波辰爾(当時・辰巳)、ジム・ブランゼル、トム・ジンク、2代目タイガーマスク(三沢光晴)、船木誠勝(当時・優治)らがドロップキックの名手だと思っていました。
それは垂直に飛び上がる跳躍力、ドンピシャのタイミングで当てる的確性、矢のように突き刺していくドロップキックであったり、相手を蹴ってから体を捻って華麗に着地するフォームなど、それぞれにセールスポイントがあったんですね。

そしてファーナスです。
彼のドロップキックはそれまでのドロップキックとはまったく異なる、斬新なドロップキックだったのです。
相手を蹴り、そのままバック宙で着地するというものでした。
こんなドロップキックがあるのか! 大げさかもしれませんが、当時の私にはそれほど革命的な衝撃があったんです。



その後、WWEのポール・ロンドンがドロップ・サルトとして使うようになりました。
技のフォームならばロンドンの方がキレイだとは思いますが、ヘビー級でしかも「しなやかさ」から遠いところにいるマッチョタイプのファーナスだからこそ、バック宙ドロップキックのインパクトがあったようにも思えます。


バック宙ドロップキック(ドロップサルト)はエキプロシリーズでも、ロンドンがWWEに在籍していたことからクリエイトで使える技に含まれていました。
なので、ぜひこの技はクリエイトしたCAWに使おうと初めから考えていました。
ROSEシリーズでは弓岡アオイに技装備させています。



プロレスの話に戻します。
ファーナスは、何度も来日してくれましたが、残念ながらシングルでの実績は振るいませんでした。
チャンピオンカーニバルにもエントリーしましたが、スタン・ハンセン、テリー・ゴディ、スティーブ・ウィリアムス、そして三沢ら四天王ら強豪がひしめくリーグ戦で勝ち抜くこと自体、たしかに難しいものでした。
ではクロファットとのカンナムエキスプレスとしての活躍はといえば、アジアタッグを獲得した実績こそあれど、世界タッグには一度も届きませんでした。
これがアジアタッグと世界タッグの差といえばそれまでだったのですが、個人的にはもっとチャンスを与えても良かったように思います。
(一度だけ世界タッグに挑戦し、その試合を見ましたが本当に良く頑張ったと思いました)

中堅層で埋もれてしまったファーナスですが、それでも私にとってはバック宙ドロップキックの輝きは忘れはしません。
今回の訃報は、大物レスラーとは違って扱いは小さなものでしたが、私には「なぜ死んだ!」というショックが強かったです。

私も子供の頃からプロレスファンとしてプロレスを応援し続けて、気がついたら大人になっていました。
振り返ると、かつてブラウン管の向こうで激しい試合を戦っていたレスラーも、かなりの人数が亡くなられました。

考えたくないことなのですが、これからも私は多くのレスラーの訃報を聞き、その別れを惜しむことになると思います。
なにしろ、私がTVで観戦して憧れたレスラーたちは、大体が50歳台になっておりますし、還暦どころか70歳代になってる元選手もいます。
それでも受け止めなければならない…ファンとは因果なものなのかもしれません。
でも、かつての名選手との別れがあっても、だからこそ、そのメモリーを心に刻んで個人を偲ぶのではないでしょうか。

いまいち、まとまりが無い文章で申し訳ありませんが、今回はファーナスとドロップキックを取り上げてみました。

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ドクトルです。

もう何日か前のニュースになってしまいましたが、
新日本プロレスの親会社がユークスからブシロードに変わったという報道はビックリしました。

さっそくブシロード社長の木谷高明社長が東スポのインタビューで改革案を景気よくブチあげておりますが、
その是非はともあれ、これからブシロード傘下となった新日本プロレスがどう変わっていくのか、
そのあたりは気になるところですし注目したいですね。

ハンマー投げ・室伏広治選手のエキシビションマッチのプランってのは…
どうなのかなっていうのもあるんですが(笑)
猪木・藤波・長州・佐山・前田日明を呼んでWWEばりの功労者表彰プランも描いてるようなんですが、
『NJPWグレーテストレスラー表彰』で、それもうやってます(笑)

【これまでNJPWグレーテストレスラーで表彰されたOB】
・アントニオ猪木
・坂口征二
・星野勘太郎
・山本小鉄
・カール・ゴッチ
・魁勝司(北沢幹之)
・ブラック・キャット
・小林邦昭
・前田日明

まだ藤波辰爾、長州力、佐山聡は殿堂入りしてませんが…いずれは殿堂入りがあるんでしょうね。
だったら木村健悟、藤原喜明組長やキラー・カーン、グラン浜田らも資格大有りですよね~

ま、それはそれとして、
ブシロードがどのように新日本プロレスをプッシュしていくのか続報を待ちたいと思います。




と、ここまではプロレスファンとして書いてきましたが、
ここからは『プロレスゲーム』ファンとして書いてみたいと思います。


ユークスが2005年に新日本プロレスの親会社になって、経営の健全化をもたらしたことはとてもよかったことだと思いますし、新日本が消滅したり分裂したりということも無かったので感謝してるのですが、
一方、プロレスゲームファンとしては…

「キングオブコロシアム」(スパイク)などのようなプロレスゲーム、
それも国内団体のプロレスゲームが消えてしまったのが辛かったです。

「レッスルキングダムはどうした」と言われそうですが(笑)
ユークスが親会社になったことで、他のゲームメーカーが
プロレスゲームを「実名」で作れなくなったというのはありますよね。
ファイプロシリーズはファイプロで架空の名前で楽しんでますが、
キングオブコロシアムの続編がなくなってしまって私は残念に、そして物足りなく感じてました。

そんな心の隙間を埋めるように、私はエキプロシリーズに夢中になっていったんですが、
これからはどうなんでしょう。
他社がプロレスゲームを作ることはあるんでしょうか?
ブシロードもトレーディングカードゲームやゲーム・アニメなどのコンテンツで商売してるわけですから、
たとえばスパイクのように他社によるプロレスゲームがこれから作られることがあるのかどうか、
それも気になっています。


ぶっちゃけると、私は「キングオブコロシアム」シリーズが好きだったので、
この続編を期待してるんですね(笑)

キンコロ・ファイプロのいいところは「CPUロジック」を細かく調整できる点に尽きます!(キッパリ)
キンコロやファイプロは、私の場合、『CPU対戦を観戦するゲーム』と言ってもいいくらい、エディットしたレスラーでロジックを調整し、ひたすらCPU観戦で楽しんでました(笑)

エキプロシリーズはキンコロやファイプロには無い、造形面での楽しみがありますが、
その代わりCPUロジックの調整はできません。
ゲームごとに特色があると納得してるんですが、「観戦を楽しみ尽くしたい」欲求を満たすためにも、
キンコロシリーズの復活を望んでるわけです。

しっかり作ってくれるのであれば、別にスパイクじゃなくてもいいんですが、
(スクエニがオールスタープロレス作ったのもあるし)
とにかく国内団体のプロレスゲームを遊びたいですねぇ。

今日はここまで。

拍手[1回]

ドクトルです。
今回は「ドクトルのプロレス話」の続きです。

前回、女子プロレスは (っていうか日本のプロレス全般が、ですが) ストロング路線だと書きました。
特に全女の前座試合で見られた「何が何でもフォールしてやる!」って感じの押さえ込みにそれが端的に現れてると思うんですよね。
90年代以降の女子プロレスはバチバチやりあってるし。
(それ以前の女子プロレスはこってりした攻防があるので、どの時代が優れているとは言えないと思います)


では、しばらく私の中で固定観念になってたプロレス=ストロングを、
崩したのものはなんだったのか。

これは、幾つかあるんですね~。


まず、1つめが…  ぬまっちです。
最近のファンですと知らない人もいるかもしれません。


























こんなレスラーです。


「あれ?女子プロレスの話してたんだよな…? なぜ男が?」と思ったアナタ!
ぬまっちは女子プロレスラーですよ!
平成2年組でデビューし、全日本ジュニア王者となり、更なる飛躍を期待されたところで…
なぜか土木作業員のギミックに変身(笑)。
ってか、女子プロで「おっさんギミック」はどうよww

ですが、ぬまっちの登場は私にとって衝撃的でした。
全日本ジュニア王座の挑戦資格(20歳以下)の選手だったため、基本的に前座での試合がほとんどでしたが、コミカルキャラクターがストロング志向の他の選手を時には食ってしまうほどのインパクトを残せることを証明したからです。
首の怪我で短いキャリアで引退してしまったのは残念ではありましたが、活動期間が短いにもかかわらず私にとって忘れえぬレスラーとなりました(笑)。
「コミカルキャラクターでもキャラを徹底すればOK!」というわけですね。

ぬまっちのおかげなのか、そのあとに登場するコミカルキャラクターも楽しんで見てました。
Jd'(最終所属はLLPW)の「おばっち飯塚」とかですね。
男子のプロレスでも同様ですね。




2つめですが、これは、女子プロレスゲームです。
女子プロレスのゲームと聞いて、この名がすぐに浮かぶ人は多いと思います。
そうです。レッスルエンジェルスシリーズです。
私は友人の家でPC版のレッスルエンジェルス(つまりはエロゲだったころの作品)をプレイさせてもらったのが同シリーズの初見でした。

ええ。そりゃあ夢中になりましたよ(笑)
だって水着剥ぎデスマッチですもん。
まぁ、今思い返してみると…あの程度の露出で満足してた私は、まだ青かったということなんでしょう(笑)
レッスルエンジェルスがシリーズ化していって、やがて一般作品化され、コンシューマにも移植されていき、エロ要素は(必然的に)無くなりましたけど、
「フィクションとしてのプロレスならこうあってもいいかな」
と思うキッカケになりました。
(それをさらに強くする助けになったのがルチャDOLL舞という漫画なのですが)



3つめ。それはWWEです。
DIVAの存在ももちろん私にとって衝撃的な要素なんですが、そもそもビンス・マクマホンが提供するWWEの世界観、ストーリーの部分が、私にとっては本当に革命的だったんですね。
よくここまで徹することができるのかと。
スーパースターもDIVAも、そしてビンスも、それぞれの役割を全身全霊で徹しているんで、「白々しさ」や「照れ」が感じられない。
全身全霊で取り組んでいるから、見る側もいつの間にか引き込まれている。
(バカバカしいストーリーもありますが、そのバカバカしいことを真面目にやっているんですよね)

WWEはエンターテイメントとよく言いますが、これは単にドラマ仕立てとか、試合以外の仕掛けの趣向とか、それだけを指しているようなものじゃないと思うんです。
自分でもうまくは言えないけど、ファンが楽しめる要素の追求がエンターテイメントなのかなと思っています。

私はストロングなプロレスは大好きです。
レトロな試合を見てるので、たとえば「ルー・テーズ&カール・ゴッチvsアントニオ猪木&坂口征二」の試合は、まさにプロのレスリングという試合をします。
ビル・ロビンソンもそうです。
ジャイアント馬場もスケールの大きなジャイアント殺法が目玉ですが、実際は緻密で正確で理詰めなレスリングをします。
女子プロでも、「大森ゆかりvs長与千種」のダブルタイトル戦はこってりとしたレスリング、同世代のライバル心、互いに負けるかとハードヒッティングの応酬と様々な要素が織り交ざったスゴイ試合でした。

しかし、ストロングという指標を追求するのがそれらのプロレスなら、
観客が望むもの、楽しむ要素を徹底的に追求するのが、WWEが実践してきたエンターテイメントなのでしょう。

観客が楽しむという点においては、どちらが優れていると比べることは出来ないと思います。
あとはせいぜい、個人個人の好みで判別するくらいでしょうね。



と、いうわけで私の固定観念を崩したものを挙げてみました。
(1つはゲームですけど)
フィクションとしての女子プロレスをやっていくのなら、ストロングだけにこだわる必要はありません。
かといってストロングの要素を無くしていいものでもないのかもしれません。
なぜなら、リングという場がある限り、ストーリーは勝者と敗者によって作られるからです。

こういった世界を、私の架空団体でどこまで表現できるかはわかりませんが、今、自分が楽しいと感じるプロレスの一端でも表現できればと思います。

そして、これからも(実際の)プロレスをもっと楽しんでいけるようになりたいですね。



ん~~~、ここまで書いてきて、なんだかまとまりが無いよーな気が。
うまく言えないことばっかりだわ。

誰が言ったか、
プロレスは底の見える底なし沼

底が丸見えのはずなのにそこには手が届かない。果てしなく底の深い世界…





微妙にまとまらないまま、次の「ドクトルのプロレス話」に続く!(爆)

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